兼業Webライターのかずちぃです。
2022年2月4日に農作業ヘルパー寮を退寮しました。
月末までの約20日間ほど、札幌のおうちで過ごします。
富良野で過ごした失業期間はとても濃厚だったので、たった20日間ほどでも離れるのがすごく寂しかった。
今回は11年ぶりに農作業ヘルパー寮で生活してみて感じた、良かった点と困った・悩んだ点を紹介します。
2021年~2022年!農作業ヘルパー寮で過ごした10ヶ月間
私が今回、富良野の農作業ヘルパー寮で過ごした期間は10ヶ月間。
・2021年4月3日に入寮
・2021年4月5日に初出勤
・2021年12月31日に農作業ヘルパーを退職
→寮で失業期間を過ごす。
・2022年2月4日に退寮
→札幌の一人暮らしのアパートに帰る。
ちなみに前回農作業ヘルパーとして働いていた時は、5ヶ月間しか滞在していませんでした。
途中で富良野市内にアパートを借りたからです。
ヘルパー寮から自転車で10分ちょっとの距離だったので、通勤は少し面倒でした。
農作業ヘルパー寮で冬を越したのも今回が初めてです。
農作業ヘルパー寮!生活してみて良かった点
農作業ヘルパー寮で生活してみて、良かったと感じた点を紹介します。
完全個室のプライベート空間
寮の部屋は完全個室です。
一人の時間を大事にしたい人、人と一緒に暮らすのが苦手な人にはありがたい!
ベッド・机・ストーブが備え付けの小さな部屋ですが、一人の空間としては充分です。
ただ壁が薄いので、隣の部屋から電話の会話やひとりごとが聞こえてくることもあります。
廊下の物音や会話も聞こえてくるので、それが気にならなければ快適な空間になるのではないでしょうか。
(写真は退寮日の私の部屋なので、普段より物が少ない。)
動画見放題のWi-Fi完備
ヘルパー寮は、各部屋にWi-Fiが完備されています!
以前私が入寮していた時にはなかった設備だったので、時代の流れを感じました(笑)。
Webライターをしている私にとってすごくありがたかったです。
休日に出かける予定がない時も、部屋でYouTubeや映画が見放題なのも嬉しいですね!
私はスマホのデータ通信量を3GBで契約しているのですが、ヘルパー寮に滞在中は外出先でしか使用しないため毎月余っていました。
食事が用意されている
朝食・お弁当・夕食など、食事が用意されているのも寮生活の良いところ。
特に仕事からくたくたになって帰宅したあとは、食事の用意をするのが面倒ですよね。
ヘルパー寮では、食事を注文している人に限り食堂で用意されたご飯を食べることが可能です。
毎日、食品会社のパートさんが作りに来てくれます。
寮内のヘルパーはお昼のお弁当の注文を止めることはできませんが、朝食と夕食は半月単位で注文が自由。
食費は翌月のお給料からまとめて引き落とされます。
私の場合、朝食は注文せず食パンなどを自分で食べ、夕食は寮の食事を注文して取っていました。
夕食が飽きた時は、半月だけ止めることもありました。
調整可能なのがありがたいです!
同じ寮内のヘルパーと仲が深まる
同じ寮内の仲間と仲良くなれるのも、ヘルパー寮に滞在して良かった点です。
部屋は個室ですが、冷蔵庫・洗濯機・お手洗い・食堂・お風呂は共同なので、必ず誰かとは顔を合わせます。
同じ時間帯に食堂やお風呂を利用する人、同じ階の部屋の人とは接点が増えるので、自然に仲良くなることが多いのです。
寮内で仲良くなると、同じ仕事先に派遣された時に全く知らない人と一緒になるよりは安心できます。
また
「今日は〇〇の作業をしたよ」
とその日のうちに報告し合えるのも、寮生活の特権ではないでしょうか。
私の場合、衣食住を共にした仲間とはヘルパーを辞めたあともずっと繋がっていることが多いです!
人の気配がするので寂しくない
人の気配を感じるので寂しさが半減するのも、ヘルパー寮で生活する上での良いところです。
ひとりの時間が好きでも、誰もいない静かすぎる空間は苦手という人もいるのではないでしょうか。
個室寮でもわずかに人の気配を感じたり声が聞こえたりすることで、寂しさを感じなくなります。
また落ち込んでいたのに、ばったり会った寮内の友達と話しているうちに元気になることも多いです。
共同の空間では仲間との時間を楽しみ、自分の部屋ではひとりの時間を楽しむ。
メリハリのある生活ができることで、充実感も味わえます。
朝、人の気配で目覚める心地良さについては、noteでも話しています。
農作業ヘルパー寮!生活してみて困った・悩んだ点
寮生活を通して、困った点・悩んだ点もいくつかあります。
火を使った自炊ができない
富良野のヘルパー寮には各階にガスキッチンがなく、火を使った自炊ができません。
仕事のある日は食堂の食事を注文していれば良いのですが、休日は注文できないため自分で用意しなければなりません。
各階には談話室という場所があり、流し台や冷蔵庫・電子レンジ・トースターが備え付けられています。
そこで調理できるものに限られてくるので、料理が好きという人は少し不自由に感じるかもしれません。
人と顔を合わせないといけない
寮生活の良い点ともかぶりますが、誰にも会いたくない時でも顔を合わせなくてはいけません。
ひとりになりたい時や誰とも話さず落ち込みたい時でも、廊下に出ると寮内のヘルパーに会ってしまいます。
そのストレスが積み重なって、精神的にしんどくなることもあるかもしれません。
寮で生活するということは、最低限人と接する時間があることを頭の片隅に置いておいた方が良いでしょう。
共同生活なので気を遣う
完全個室とは言っても、共同生活には代わりないので気を遣います。
ドアの開け閉めの音や廊下での話し声、冷蔵庫やお手洗いの使い方。
ルールを守らないと、気分を悪くする人や居心地が悪くなる人もいると思います。
なるべく静かに綺麗にと心がけても、もっと綺麗に使う人もいるので
私って、雑なんだな・・。
と改めて感じることも。
(私、大雑把で雑なO型です。)
また自分の部屋に戻ろうとした時に廊下で仲間に会い、気を遣ってなかなか話が切り上げられず自分の時間が減ってしまうことも少なくありません。
断ったら関係性が悪くなるかなとか、嫌な気分にさせるかなと気を遣いすぎてしまうからです。
自分の時間が必要な時は、しっかり断る意志も大事です。
噂が流れやすい
寮内は本当に噂が流れやすいです!
ピーク時に100名以上集まるヘルパー寮は、大人の学校のようなもの。
ちょっとした情報がすぐに広まったり、ありもしない話が勝手に盛られ噂となって広がってしまったりもします。
本当のこともあれば、なんでそんな話になったんだろうと思うこともあるかもしれません。
私は昔、寮から出て一人暮らしをしながら農作業ヘルパーをしていた時でさえ、好きでもない男子を好きだったという謎の噂が広がっていました。
それをヘルパー期間が終了する間近に聞き、ビックリしたことがあります。
なので今は、周りから誤解されたくない人や本当に好きな人以外の人とはあまり接しないようにしています。
大事な話は簡単に人に話さない・信用できる人にしか話さない!
そして、何の根拠もない噂が広がった時は気にしないようにするのが大切です。
(そう言ってる私が一番気にしてるのかも。)
仲がこじれると気まずくなる
これは寮生活に限らずどこの職場でもあると思いますが、寮内の仲間との仲がこじれると気まずくなることがあります。
何もした覚えがないのに突然無視されたり、相手がよそよそしくなったりすることも何度かありました。
私は誰にでも挨拶をするタイプだったのですが、無視されて
私、何かしたのかな?
と悩んだ経験もあります。
私の行動で気付かないうちに嫌な思いをさせていたか、距離を置きたい理由があったのかもしれません。
結果的にギクシャクした相手の中には、時間が経って普通に話すようになった人もいます。
人間関係の悩みは一生付きまとうし、自分も含めいろんな人がいるので仕方のないこと。
だからこそ楽しい思い出がや、ずっと付き合える友達ができるんだろうなと思います。
まとめ
寮生活で悩むのは人間関係が大きいですが、人と接するからこそ楽しさや充実感も味わえます。
11年ぶりの寮生活は、過去に寮で5ヶ月間生活していた時よりも楽しく感じました!
接点のなかった人が多いですが、仲良くなれた人もいて思い出いっぱいです。
そして寮の個室は快適でした。
トータルしてみても居心地の良い寮なので、これから来る予定の方もきっと楽しめるのではないかなと思います!
私もまた3月からもあの部屋でゴロゴロしたり、パソコンをカタカタさせて執筆したいです。