
初めまして。かずちぃと申します!当ブログにお越しいただきありがとうございます!
私は現在、3年住んでいた北海道の富良野を飛び出し、短期間ではありますが東京で生活しています。
ごく平凡な人間で最終学歴は高卒。どちらかというと頭は弱く、2020年春まではまさか自分がWebライターの仕事に携わるとは思っていませんでした。
私を動かしたのは、観劇が好きだという気持ちといくつかの出会いです。
ここでは私がどんな人間なのか、どのようにしてWebライターの道へ踏み込んだのかお話します。
何の取り柄もない人生
私は北海道の田舎で育ち、可愛くもなく頭が良いわけでもなくごく平凡に育ちます。
しいていえば家庭環境は少し複雑で、早く家を出たいと思っていました。
高校を卒業後、そのまま地元周辺で就職。
しかし都会に憧れて思いきって本州へ行ったり、気候が合わず田舎へ移住したりと転々としていました。
過去の主な職歴。
・クリーニングの工場
・派遣バイト
・センサーの製造
・農作業
・アウトドアのガイド
・アパレル
・ファーストフード店
・スーパーマーケットでの製造部門
勤務年数は長いもので6年、短いもので6ヶ月です。
パソコンや頭を使う事務系の仕事は全くできず、選択肢から除外していました。
観劇が好き
転職の多い私がブレずにずっと好きだったのは観劇です。
普段はうじうじしているのに、突然アクティブになるのはいつも観劇関連だった気がします。
詳細はまた別で話しますが、初めて観劇にハマったのは小学生の頃でした。
学生時代も社会人になってもいつも好きなアイドルがいたり、俳優さんがいたりと楽しく過ごしていました。
生で観るお芝居、特にミュージカルが大好きでした。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』にハマる
2019年、昔からずっと観たいと思いながらも観るきっかけがなかった「レ・ミゼラブル」。
今年こそはと、チケットを取ろうとしたものの激戦のあまり地元の札幌公演が取れず、唯一チケットが残っていた名古屋公演を観に行くことになりました。
それがさらに観劇にハマるきっかけになってしまいました。
評判は聞いていたものの、生で観た時の迫力、劇場の空気、体に響くほどの声量、お芝居と音楽の素晴らしさに胸を打たれ、号泣。
そこから、大阪、博多、札幌とチケットをお譲りしていただき、ツアーを始めてしまいます。
今思えば、もし地元の札幌公演が最初から取れていたら、こんな風に全国を回ることもなかったと思います。
ジャベール役の伊礼彼方さんにハマる
レ・ミゼラブルの公演を観ていくうちに、ジャベール役を演じた伊礼彼方さんに見事に落ちてしまいました。
警察官であるジャベールは、自分の職務を全うするため罪を犯したジャンバルジャンを追い続けます。
しかし、罪人であるはずのジャンバルジャンの優しさや懐の広さに触れ、罪人=悪い人間というイメージを固めていたジャベールは苦悩するのです。
もう少しで捕らえることができたジャンバルジャンを自らの意思で逃したことに動揺し、悩み、セーヌ川に身を投げてしまうんです。
ジャベールのキャストは3人いて、ありがたいことに私は3人が演じるジャベールを観ることができました。
その中でも色気があって苦悩する姿が心に残ったのが伊礼さんのジャベールでした。
自殺のシーンも、本当に落ちているかのような綺麗な動きに釘付け。
私は伊礼さんの演じたジャベールが好きなのか、伊礼さんご本人が好きなのか自分で分からない状態でした。
自分の気持ちを確かめるように、伊礼さんの作品を観るため遠征するようになったのです。
再会した弟がWebライターだった
2月、地方でバラバラに住んでいた家族が集まる機会がありました。
その時に6年ほど音信不通になっていた下の弟と再会。弟がしていた仕事がWebライターです。
何だか難しそうで私とは無縁の仕事だなと思いましたが、
「いつでも予定を合わせられるよ。」
という弟の言葉を聞き、羨ましいなと思っていました。
その時は興味本位で、どうやって記事を書くのかなど質問しWebライター事情を聞いていました。
職場から遠征を止められる
2020年3月、コロナの感染拡大により職場から遠征を止められました。
3月も普通に観劇に行くつもりでいた私はショックを受け、かなり落ち込みました。
会社に勤めていたらこのままずっと遠征できないかもしれない。
そう思うと、何を楽しみに仕事を頑張ればいいのかわからなくなりました。
ふと思い出したのが、弟のしていたWebライターの仕事です。
Webライターに挑戦する
私は自分には難しそうな、覚えるのに労力が必要な仕事はしないのですが、今回は違いました。
自由に遠征するにはこれしかない!
恐る恐る弟にLINEをしました。
「私みたいな経験ない人でも、努力すればライターの仕事できるかな?」
返ってきた答えは
「コツさえ掴めば大丈夫!」
でした。
そこから私は、パソコンを購入し、回線を繋いで、クラウドソーシングに登録しました。
弟にも教えてもらいながら、Webライターの世界に踏み込んだのです。
少しずつ執筆記事が増えていく
当初はびくびくしながら1件50円~100円のタスク案件ばかり受けていましたが、2ヶ月ほど経過した頃に初めてプロジェクト案件に応募しました。
1文字0.5円だったのが、7ヶ月ほど経った10月にようやく1文字1円の仕事を受けられようになりました。
2021年1月に当時のTwitter(現在のx)で募集をかけていた演劇系のメディアに応募。
面接の結果、執筆させていただけることになったのです。
リサーチに時間がかかりましたが、演劇やミュージカル関連の記事が書けるのは幸せでした。
この頃コロナの感染はさらに広がり、チケットを取っていた大型ミュージカルの公演も全て中止に。
観劇や好きな俳優さんに会える機会もなくなっていきましたが、いつかまた楽しめるようになりたいと願っていました。
本業と副業ライターの両立
2021年1月。
Webライターに興味を持ち始めてから約9ヵ月。
この頃の私の夢は、もっと単価の高い未経験の仕事にも取り組み、Webライター1本で生活することでした。
ですが、現実はそんなに甘くはありません。
執筆のスピードの遅さや頭の回転の鈍さから、1ヶ月に書ける記事数に限界がありました。
すでに遠征を止められていた職場を退職していたため、生活に支障が出始めます。
そこで考えたのが、以前も務めた富良野で農作業の仕事をすることでした。
農作業は私の性格に合っていたため、7年のブランクがあってもとても楽しく働けました。
農作業を本業としながら、帰宅後や休日の空いた時間を利用して執筆するのがとても心地良かったです。
いつのまにかミュージカル俳優さんへの想いが落ち着く
ミュージカル『レ・ミゼラブル』で伊礼彼方さんのジャベールに翻弄された私は、約1年の観劇できない期間を経て、気持ちが落ち着いてしまいました。
テレビドラマや映画で活躍している俳優さんを推している方は、舞台を観劇するタイミングを逃しても気持ちが変わらないことが多いのではないでしょうか?
ミュージカル俳優さんは、観劇でお芝居や歌を観られないと姿を観る機会そのものがなくなります。
それでも気持ちが変わらずに長年ファンを続けている方もいると思うのですが、演じていた役が好きだったのかご本人が好きだったのかわからないまま応援していた私は持続できなかったです。
それでもコロナ禍以前に参加したイベントは良い思い出ですし、また機会があれば伊礼さんのお芝居は観たいと思います。
Webライターを通して出会った方々や記憶に残る人生
Webライターを始めたきっかけは観劇とコロナ禍。
この経緯でたくさんの出会いや忘れられない出来事が増えました。
自分の想いと行動で、想像もしていない人生が訪れることがあります。
時間は有限なので、一日一日を大切にこれからも楽しみたいと思います。
こんな私を今後ともよろしくお願い致します!