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【ドラマレビュー】『北の国から’83冬』草太兄ちゃんがデートしたラーメン屋

ドラマレビュー
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毎月月末になると、サブスクを退会するか迷います。

月額料金がかかるので、利用頻度の少ないものは月が変わる前に退会した方が節約になるからです。

 

5月の退会候補のひとつだったFOD。

何気なく見た『北の国から』に見入ってしまい、結局解約するのはやめました(笑)。

何かをやめる時は、見たり思い出したりしてはいけないですね。

見ると惜しくなってしまいます。

 

今回少しだけ見たのは『北の国から’83冬』。

せっかくなので、ネタバレありのあらすじと感想を書こうと思います。

『北の国から’83冬』を見返したいけれど全部見るのは面倒という方。

「どんな話だったっけ?」と、サラッとあらすじを知りたい方におすすめの記事です!

ネタバレありなので、知りたくないという方はご注意を。

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『北の国から’83冬』キャスト

『北の国から’83冬』のキャスト紹介です。

・黒板五郎・・・田中邦衛

・宮前雪子・・・竹下景子

・黒板純 ・・・吉岡秀隆

・黒板蛍・・・中嶋朋子

・中畑和夫・・・地井武男

・北村草太・・・岩城滉一

・北村正子・・・今井和子

・中畑みずえ・・・清水まゆみ

・笠松正吉・・・中沢佳仁

・笠松杵次・・・大友柳太朗

・成田新吉・・・ガッツ石松

・沢田妙子・・・風吹ジュン

・笠松みどり・・・林美智子

・北村清吉・・・大滝秀治

・沢田松吉・・・笠智衆

『北の国から’83冬』ネタバレありのあらすじと感想

正吉の家出!初詣で発見

正吉(中沢佳仁)が年末に家出したところからスタートします。

五郎(田中邦衛)、純(吉岡秀隆)、蛍(中島朋子)の3人は、正吉を心配しながらも初詣へ。

知り合いに会うたびに年始の挨拶をする中、蛍が林の影から様子を見に来ていた正吉を発見します。

「正吉くん!!」

蛍に教えられ気付いた純が正吉を追いかけて捕まえ、一緒に五郎さんのお宅で過ごすことになるのです。

 

その晩、お風呂で純と正吉が思春期の男同士の話をする場面。

純が自分のおでこをペチッと叩きながら

「アイター!」

と反応するのがめちゃくちゃ可愛いです!

酔っ払った時の五郎さんみたい(笑)。

子供時代の吉岡秀隆さんは、本当にいい表情をします。

三日月食堂の美人店員・妙子をデートに誘う草太兄ちゃん

また83冬では草太兄ちゃん(岩城滉一)が、三日月食堂というラーメン屋で働く妙子(吹雪ジュン)をデートに誘います。

その草太兄ちゃんはまるでストーカー。

デートに誘うため、妙子の職場の外で仕事が終わるのを待ち伏せします。

 

携帯電話のない時代だから、仕方ないのかな?

知り合いでも怖いのに、知らない人なんてもっと怖いですよね。

しかも話しかける時の距離が近い!!

今の時代ならディスタンスを保てていません(笑)。

草太兄ちゃんの車のトランクに隠れてついて行く純と正吉

悪ガキの純と正吉は、車のトランクに隠れて草太兄ちゃんと妙子のデートについて行ってしまいます。

デート先はまさかのラーメン屋!!(笑)

ラーメン屋で働く女性をラーメン屋にデートに誘うという、草太兄ちゃんのセンス!

話せて一緒に過ごせるなら何でもいいという、草太兄ちゃんのスタンスが好きです。

布部の札幌軒というお店で、現在は閉業しています。

 

布部は、私が毎朝農作業に行く時に通過する場所。

札幌軒には私も過去に行ったことがありました!

その時のブログがこちら。

(2010年かずちぃの北海道移住日記より)

『布部札幌軒☆』
いかだ下りの準備が終わった後は布部札幌軒というラーメン屋さんへお昼ご飯を食べに行きましたいつもいかだ下りの準備の後は、ここへお昼を食べに来るそうです。『北の国…

盗み聞きしてしまった衝撃の事実

隠れたトランクの中で、純と正吉は衝撃的な話を聞いてしまいます。

・純の父親である五郎さんが、連帯保証人として借金700万円を背負うはめになったこと。

・返せなければ、今住んでいる麓郷の土地を売らなければいけないこと。

・その元の借金を作ったのが、正吉の母親・みどり(林美智子)であること。

話を聞いてしまった当事者の子供である二人。

借金を作ってしまった女性の息子と、借金を背負わされた男性の息子。

しかも二人は幼なじみで友達。

まだ小学生です。

 

札幌軒についた二人は車のトランクから降り、呆然としたまま。

正吉:「・・どこだ、ここ。わかるか?」

純:「布部みたいだ・・。」

正吉:「じゃあ、麓郷あっちか。」

純 :「うん・・」

正吉:「歩いて行くか。」

純:「うん・・。」

このやりとりが切ない。

 

そして、歩いて麓郷まで帰るのー!?

Googleで調べてみたら麓郷の市街地でも歩いて2時間半以上かかるみたい。

さすが『北の国から』です。

今回だけでなく、子供達が長距離を歩いて帰るシーンがよく登場します。

ドラマなのでおもしろがって見られますが、実際歩くとなると嫌ですね(笑)。

正吉に当たってしまう五郎

一方、お金を工面する方法が見付からず、どうにもならない気持ちで帰宅した五郎さん。

みどりが借金を作った原因は、バクチでした。

帰宅後、正吉が挨拶しなかったことや屋根の雪下ろしをしなかったこと、花札をしていることを理由に強く当たります。

答えない正吉から花札を奪い、窓の外へ投げる五郎。

 

正吉は、五郎の家を飛び出します。

追いかける純。

正吉が飛び出したあと、蛍が五郎の投げ捨てた花札を拾っていると、五郎がそばへ来て一緒に拾い始めます。

その時の蛍の言葉。

蛍:「父さん、おうち取られるって本当?・・正吉くんも、そのこと知ってる。」

ここのシーン、泣いてしまいます!!

 

結局、みどりは富良野を出るのですがその前に五郎のところへ寄ります。

五郎さんは、みどりを富良野駅まで送り、ホームで話します。

みどりのことは責めず

「正吉をしばらく預からせてくれないか。」

と言う五郎の言葉に

「どうして、五郎ちゃんそんなに優しいの?」

と泣くみどり。

 

他人から見たら、優しすぎるというかお人好しすぎる五郎。

それが五郎さんなのでしょうね。

私もこっちよりの人間かもしれません。

五郎は、富良野駅からみどりを見送ります。

行方不明の正吉。五郎のためにしたこと

翌朝、帰って来ない正吉を心配する3人。

蛍は屋根の雪降ろしが半分されていることに気付き、近くに正吉がいないか3人で探し始めます。

 

雪ハネ用のスコップが刺さっている光景と屋根から崩れ落ちた雪を見て、何かにピンときた五郎。

慌てて雪を掘って見えたのは、正吉の靴の裏。

その光景を後ろから見て、

「やだーーーーーっ!!」

と悲鳴を上げる蛍と、五郎と一緒になり必死に雪を掘る純。

蛍が救急車を呼びに走り、正吉は奇跡的に一命をとりとめます。

 

この時の純の言葉。

「正吉は屋根の雪降ろしをやったんだ。それだけが、父さんを喜ばすことのできるたったひとつの仕事だったから。」

母親のしたことで五郎を苦しめてしまった責任を感じた正吉。

小学生でお金もどうにもできない正吉ができることは、屋根の雪降ろしだけ。

その精一杯のことをした正吉に、胸が痛みました。

700万円を工面した方法

結局、五郎が肩代わりした700万円の話はどうなったのかというと。

中畑のおじさん(地井武男)を初めとする地域の人達が、農協から少しずつ借りてくれたことで一旦解決します。

申し訳なさそうにする五郎に

清吉(大滝秀治):「こういう時は助け合うもんだ。」

中畑のおじさん:「返済については、俺に考えがある。今は気にすんな。」

と温かい言葉をかけるのです。

ボケた松吉おじいちゃんの幻想

しかし解決したのに、妙子のおじいちゃんである松吉(笠智衆)が

「みんなで無理してお金を借りなくても、わしの山を売れば済むことじゃないか。」

と言い張ります。

 

松吉はかつて、富良野で豆の栽培を成功させた農家でした。

しかし、女遊びをして借金を残したまま妻と子供を捨てて出て行ってしまったのです。

それから30年が経ちふらりと戻って来ましたが、ボケて都合の良いことだけ覚えている状態でした。

山など既になかったのですが、誰も突っ込めずにいたのです。

 

そんな中で、ついに爆発した孫娘の妙子。

「いい加減にしてよ!」

松吉にボケているだけだと伝え

「嫌なことだって思い出してよ!」

と泣き叫びます。

 

その日の晩のこと。

慌てて尋ねて来た草太兄ちゃんに連れられ、笠松のおじいちゃんの家の跡地へ向かう五郎たち。

そこには、雪を耕して雪に豆を蒔く松吉の姿が。

妙子に叫ばれ怒られたことで、ボケを進行させてしまったのでしょうか。

 

豆畑の幻を見て

「まーめー!まーめー!」

と叫び歩くシーンは、北の国からの中でも有名なシーンです。

妙子が泣きながら松吉を止めに行くところで、このシーンは終わります。

五郎が出稼ぎへ。3人暮らし

1月10日、五郎とクマさんは再び東京へ出稼ぎに向かいました。

麓郷の家には、純・蛍・正吉の3人で住むことに。

子供だけで麓郷での生活は大丈夫?と思ってしまいますが、逞しく生きていくのが『北の国から』らしいなと思います。

中畑のおじさんや草太兄ちゃんなど、周りに気にかけてくれる親代わりのような大人がいるから生活できるのでしょう。

まとめ

FODを解約するか悩んだことから思いがけず見てしまい、あらすじと感想を書いてしまいました。

『北の国から』は基本、重くて暗いです。

けれど登場人物や起こるできごとが人間らしくてリアルなので、見入ってハマってしまうんですよね。

何回も見ているのに、毎回泣いてしまいます。

気付かされることもたくさんあり、愛に溢れた作品です。

気になった方は、是非フジテレビオンデマンドに登録して見てみてください。

『北の国から83冬』のDVDはこちらから!

この記事を書いた人
観劇大好き
kazuchii

Webライターしてます。
主に観劇・観光・美容に関する記事を執筆。
地方在住のため、好きな作品や役者さんをメインに遠征します。体力はあるけど体が弱い。
レミゼ・田中圭さん・坂元健児さん大好きです!

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