農作業ヘルパーをしながら時々Webライターをしているかずちぃです。
農作業ヘルパーの楽しみのひとつが、午前と午後の休憩時間。
私はお菓子が大好きなので、この時間が近付くとワクワクします!
農作業の休憩時間にはどんなものを食べているのか、時間はどれくらいなのか気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は農作業ヘルパーの休憩時間と、おやつについて紹介します。
休憩?いっぷく?呼び方はさまざま!
農作業ヘルパーの休憩時間。
一般的な企業では『休憩』と呼びますが、農家さんのお宅では『いっぷく』と呼ぶことが多いです。
特に何代も経営を続けている農家さんや、年配の農家さんはこう呼ぶことが多い気がします。
『いっぷく』とは、お茶を飲んだりタバコを吸ったりして休息をするという意味があるそう。
以前初めてお仕事をしたお宅では、おかみさんが
「おやつにしよう!」
と声をかけてくださりとても新鮮でした。
「おやつって呼び方いいですね!」
と私が言うと、不思議そうに
「だって、おやつ食べるでしょ?」
と聞かれたのが可愛らしかったです。
農作業をしていてちょっと疲れてきたかなという頃に
「いっぷくだよー!」
「よし、休憩!」
「おやつにしよう!」
と声がかかると嬉しくなり、テンションが上がります。
休憩開始時間は農家さんによってバラバラ
農作業ヘルパーの休憩時間は、お昼の1時間以外に午前と午後にそれぞれ15分ずつ設定されています。
休憩開始時間は仕事をするお宅によって違います。
午前中の休憩開始時間!9時~10時
午前中の休憩時間は、だいたいこの4パターンです。
- 9時ちょうど
- 9時30分
- 10時
- 9時~10時の間で作業がキリ良く終わった時
農作業ヘルパーの作業開始時間は7時30分。
仕事開始から2時間経過したくらいがちょうど良いタイミングなのでしょう。
農家さんはもっと早い時間から仕事をしている方が多く、お腹がすくので9時に設定しているお宅もあるかもしれません。
また9時から10時の間で、キリが良いところで休憩する場合。
これは自宅から離れた通いの畑で作業している時や、途中で作業内容が変わりもう少しで別の作業に移れそうな時に多いです。
例えば通いの畑での作業がもうすぐ終わり、次は自宅敷地内での作業に移る予定の時。
休憩やお手洗いのためだけに自宅に戻り、再び畑に移動するのは効率が悪いためキリの良いところで作業を終わらせ、休憩するという流れになるのです。
通いの畑に簡易トイレがある場合は、最初からお菓子屋飲み物などの休憩セットを持参し畑で休憩することもあります。
午後の休憩開始時間は15時から
午後の休憩は、どこの農家さんもほぼ15時から開始です。
真夏の気温が高い日は、熱中症防止のため少し早く14時30分から休憩する場合もあります。
また休憩時間とは別に、アイスや飲み物をいただく小休憩を取ることも。
農家さんの気遣いのおかげで、体調を崩すことなく作業できるのです。
個人的に感じる休憩時間のベストなタイミングは?
私が個人的に感じるベストな休憩時間は、9時30分~10時の間です。
畑やメロンハウスでの作業の時は10時からの休憩がちょうど良く感じます。
10時まで頑張れば、休憩後からお昼までの作業時間が短くなるから。
ミニトマトの収穫作業時や体力がない時は、9時30分からの休憩がありがたいですね。
ミニトマトの収穫したコンテナ数も、9時30分休憩だと目安が分かりやすいという利点もあります。
朝の仕事開始から2時間作業して9時30分に休憩、30分近く休憩してお昼までまた2時間作業というのがベストかもしれません。
休憩時間の長さも農家さんによってバラバラ
農作業ヘルパーの休憩時間は、規定上午前も午後も15分ずつと決まっています。
しかし作業するお宅により、休憩時間の長さはバラバラ。
規定通りきっちり15分のお宅もありますが、地域によっては30分休憩させてもらえるところも多いです。
もっと休憩が長いお宅だと40分近くなることも。
しかし勤怠表では15分ずつしか引かれていないので、農家さん側からのサービスということになります。
私は30分くらいが一番嬉しいです。
たくさん休憩した分頑張ろうと気合いも入るし、それ以上になると気持ちがだらけてしまいそうだから。
短いと疲れが取れにくいですね。
また工場作業になるときっちり15分間ですが、スタンバイ時間やお手洗いに行く時間を考えるとかなり短くなります。
農作業の休憩時間にはどんなものが出される?
飲み物編
農作業ヘルパーの休憩時間には、農家さんが飲み物を出してくれます。
メジャーなものを紹介します。
- 緑茶
- 麦茶
- スポーツドリンク
- フルーツ系のジュース
- 炭酸飲料
- コーヒー
お茶かスポーツドリンクが多いですが、コーヒーや炭酸飲料が出るお宅もあります。
私はコーヒーと炭酸飲料が苦手。
初めて行くお宅で、この2つが出されたら・・、自分で持参したお茶を飲むようにしています。
しかし固定メンバーとして行くようになると、正直に
「コーヒーも炭酸飲料も飲めないんです。」
と伝えます。
図々しいと思われるかもしれませんが、お世話になる期間が長いと我慢も辛くなるから。
そして夏は特に、持参した飲み物だけでは水分が足りなくなるからです。
農家さんが出して下さる飲み物は、午前と午後の休憩時間以外に
「お昼休憩にも冷蔵庫から勝手に出して飲んでいいよ」
といってくださるお宅もあります。
(スーパーハウスという休憩小屋に冷蔵庫が置いてあることが多いです。)
そのようなお宅は限られているので、朝の出勤前には自分で多めに飲み物を用意しておくのが無難です。
食べ物編
農作業ヘルパーの休憩時間には、飲み物だけでなく食べ物が出されることも多いです。
だいたいはお菓子がメイン、その次に多いのがパンやスイーツです。
- 菓子パン
- 総菜パン
- パン屋さんのパン
- ケーキ
- ヨーグルト
- プリン
- シュークリームなどのコンビニスイーツ
- アイスクリーム
- バナナ
- チョコレート菓子
- せんべい
- 焼き菓子
- 飴
パンの種類もさまざまで、レアな日だとパン屋さんのパンやケーキが出ることも。
農家さんは近所の方やお友達からの頂きものが多く、それを休憩時間にヘルパーにもおすそ分けしてくれることも多いのです。
こちらは帯広の『クランベリー』のお土産スイートポテト!
ミニトマト農家の親方が、旅行中の姪っ子さんに頼んだものを私たち農作業ヘルパーにも分けてくださいました。
人生で初めて食べましたが、とっても美味しかったです!!
夏の暑い日にはアイスクリームをいただけることもあり、暑さでフラフラな日は救世主のよう。
また生産している作物の収穫時期だと、収穫後にその場でいただけることもあります。
例えばメロンやスイカ、ミニトマトなどですね。
富良野らしく、農作業の特権だと感じます。
いろんな物に恵まれて、本当にありがたいです。
まとめ
農作業ヘルパーの休憩時間と、お菓子事情について紹介しました!
このおやつタイムがあることで体力を使う仕事でも乗り切れることがあります。
毎日お菓子や飲み物を用意してもらえることに感謝して、日々頑張りたいと思います!
(写真は、ブログ用に並べたもので一番品ぞろえの良い豪華な日です!)