公開前から気になっていた「えんとつ町のプペル」を観ました。
話題になっていておもしろそうだけど、実際どうなんだろう?と思っている方も多いと思います。
もしかしたら、作者である西野亮廣さんが苦手で観るのを悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は西野さんのことを特に好きでも嫌いでもありませんでした。
しかし叩かれていた裏で、今回の映画や絵本を制作していたことに感動しました。
すでに賛否両論あり、さまざまな感想が書かれていますが、私の正直な感想をお話しします。
この記事はこんな方におすすめです!
・「えんとつ町のプペル」が観たいけど迷っている方・「えんとつ町のプペル」の絵本を見たけど、映画を観ようか迷っている方
・とりあえずもう少し感想を読んでから観るか決めようと思っている方
・少しストーリーを知ってもいいから感想が気になる方
多少のネタバレはあるので、何も知らずに観たい方はご注意ください。
映画「えんとつ町のプぺル」のあらすじと鑑賞前にしたこと
「えんとつ町のプぺル」前半の大まかなあらすじ
煙に覆われた町でえんとつ掃除をするルヴィッチは、ある日ゴミ人間のプぺルと出会います。
ルヴィッチは煙の向こうに星があることを信じ、いつか自分の目で見たいといつも空を見上げていました。
父親であるブルーノの紙芝居でその話を聞いていたからです。
しかし町の人たちは、星なんてあるわけないとルヴィッチの夢をバカにして笑っていました。
ルビッチと友達になったプペルは、いつか町の人たちにも星を見せたいというルビッチの夢に共感し、一緒に星を見ようと誓います。
周りに叩かれながらも夢を見て行動する主人公とその仲間のお話です。
これは西野さん自身のお話でもあるそうです。
鑑賞前に絵本は見るべきか
私は「えんとつ町のプペル」の鑑賞前に以下のことをしていました。
・無料公開の原作絵本を読んでいた。
・公式YouTubeでオープニング映像や告知を見ていた。
公開前に絵本を見ておくべきか悩んでいる方もいると思います。
絵本を見ても、映画はもっと楽しめます。
映画には絵本にはないキャラクターもたくさん登場するからです。
私は絵本を見た時点で泣きましたが、スクリーンで観たい気持ちがさらに強くなりました。
オチを知りたくないという方は絵本は見ずに、YouTubeのオープニング映像だけ見ても楽しめると思います!
映画「えんとつ町のプぺル」に引き込まれた理由
「映画えんとつ町のプペル」を観た率直な感想はおもしろかったです!
すごく笑えるというわけではなく、展開が気になって吸い込まれていく感じでした。
「夢や希望を見つけて、それに向かって行動する」というありがちなストーリーではありますが、心を捕まれて見入ってしまいます。
ルヴィッチの行動力
理由を考えてみたのですが、主人公のルヴィッチの行動が読めないという点が大きかったです。
ルヴィッチは子供の割にやたらと行動力があり、ぐいぐい進むからです。
「この子、何歳だっけ?」
と途中で考えてしまうくらいです。
ずいぶん物怖じしない子供だなと思っていたら、実は平気なふりをしていただけだったとわかるシーンがあります。
そして、怖がったり泣きじゃくったりと急に幼くなる部分もあるんですよね。
リアルな子供っぽくない性格に違和感があったという声も見かけましたが、私はこれがストーリーに入り込むきっかけになりました。
絵本にはなかったキャラクター
絵本にはなかったキャラクターの登場も、映画が飽きないポイントでした。
私のお気に入りはスコップです。
突然現れてちょっと面倒くさい人だなと思わせながら、後々いい人だとわかるからです。
途切れることのない独特なトークがじわじわ届き、癖になります。
第1声で誰が声優をやっているのかすぐわかり、思わず笑ってしまいました。
プペルの声がピッタリ!
プペル役の窪田正孝さんの声が絶妙でした。
特徴的な窪田さんの声そのままではあるのですが、抑揚や雰囲気がプペルというキャラクターそのものでした。
本当に存在しているかのようで、大好きになりました。
プペルの「ルヴィッチさん」という呼び方がすごく好きです。
泣けるストーリー
ありがちな泣けるストーリーも私はすごく好きでした。
ところどころに映画の登場人物だけではなく、現代を生きている人へのメッセージが込められています。
たぶん気付かない部分もたくさんあり、何回も観ることで新しい発見があるのかもしれません。
そして絵本を見た方はご存知だと思いますが、後半の特に胸に刺さるあのシーン。
わかっていたのにこらえられませんでした。
我慢しましたが、全体通して4回くらいは泣きました。
映画「えんとつ町のプペル」気になった点
とても良い映画だと思いましたが、実は気になる点もいくつかありました。
少し違和感のあった部分を解説します。
ハロウィンパーティーシーンでのPV感
前半のハロウィンパーティーのシーンで、プぺルを始めとする仮装した登場人物たちが町中で踊るシーンがあります。
音楽に合わせて踊るシーンがあまりに長かったので
「これ映画だよね?」
と一瞬思ってしまいました。
しかし中盤に入るとそれほど気にならなくなりました。
あのシーンも見せ場として必要だったのかもしれないですが、もう少し短くても良かったです。
突然のアクションシーン
前半でのアクションシーンに少し違和感がありました。
だいたいの物語や映画は、後半にアクションシーンがあってハラハラさせられるというイメージがあったからです。
これはあくまで私のイメージです。
これも途中から気にならなくなりました。
スコップが喋りすぎ
スコップがあまりに喋りすぎでびっくりしました。
こんなに1人のキャラクターがずーっと喋るのを見たことがなかったからです。
これは後々とても響いてくるので、あって良かったシーンだと思いました!
映画「えんとつ町のプペル」気になる方は是非映画館へ!
総合的に見て、観終わったあとに「おもしろかったー!」と思えたとても楽しめる映画でした。
ただ細かいところが気になる方や、作者へのイメージが消えないという方は先入観を持って観てしまうのではとも思います。
私はとても好きな作品です!
できればもう一度観たい!!
気になっている方は、是非一度映画館へ観に行くことをおすすめします!
「えんとつ町のプペル」公式サイト