2024年9月21日(土)に有明四季劇場にて、劇団四季のミュージカル『ライオンキング』を観劇してきました!
私にとって人生初の『ライオンキング』。
狙っていたC席から観劇した感想も合わせて書いていきます。
多少のネタバレがありますので、今後全く情報がない状態で観劇されたい方はお気をつけください。
有明四季劇場にてロングラン公演更新中!
劇団四季のミュージカル『ライオンキング』は、1998年12月20日に日本初上演。
東京公演から始まり、大阪・福岡・名古屋・札幌と多くの人々に感動を与えてきました。
2021年9月からは東京の有明四季劇場にて上演が始まり、現在も無期限ロングラン公演を更新中です。
『ライオンキング』の舞台となるのは、アフリカの広大なサバンナにある動物たちの王国プライドランド。
王であるライオンのムファサとサラビの間には次期王となるシンバが誕生、プライドロックにて祝杯の儀式が挙げられていました。
みんなが祝福をする中でひとりだけ快く思わなかったのが、王の座を狙っていたムファサの弟であり、シンバの叔父にあたるスカー。
スカーは好奇心旺盛な甥のシンバに、禁断の場所へ行きたくなるように仕向けるのでした。
雌ライオンのナラを引き連れて禁断の場所へ踏み込んだシンバは、ハイエナたちに囲まれ危機一髪のところをムファサに助けられます。
シンバの身勝手な行動を叱りながらも、「過去の偉大なる王たちが、あの星からお前を見守っている。」と息子に諭すように語るムファサ。
しかしまたしてもスカーの陰謀で、重大な事件が起こってしまいます。
私はディズニー映画『ライオンキング』も『ハクナ・マタタ』が終わった辺りまでしか観ておらず、後半のストーリーを知らないままミュージカルを観劇することに。
こんなストーリーだったのかと、感情を揺さぶられるシーンもありました。(ミュージカル観劇後にディズニー映画も全て観終わりました。)
ミュージカル観劇前に予習は必要か?
初めてミュージカル『ライオンキング』を観劇する方は、予習が必要か迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私が観劇してみて感じたのは、どちらでも問題ないということ。
『ライオンキング』はストーリー自体も惹き込まれて楽しめるポイントではありますが、壮大なステージパフォーマンスが何よりの魅力。
ディズニー映画が原作なので初見でもストーリーはわかりやすいですし、展開がわかっていたとしてもダンスや歌唱、パフォーマンスに釘付けになります。
ディズニー映画・実写版映画を観るも良し、ミュージカルのサントラを先に聴くも良し、もちろん何も知らないまま観に行くのも楽しめるでしょう!
自分がこうしたいと思う状態で観劇してみてください。
私がミュージカル『ライオンキング』を観劇しようと思ったきっかけ
私は今まで劇団四季のミュージカル『ライオンキング』をなかなか観に行こうとしませんでした。
札幌に在住中、ちょうど札幌公演があったのにもかかわらずです。
しかも札幌公演には、昔働いていた職場の社長の息子さんがヤングシンバとして出演していました。
今まで観劇しなかった理由
一度は観たいと思いながらも実行するまで至らなかった理由は、当時の推し活と金銭的事情。
当時の推し(今も推しですが)である田中圭さんも舞台には出演していましたが、主に東京・名古屋・大阪の3都市での上演でした。
ミュージカルは大好きだったので劇団四季の作品ももっと観てみたいとは思っていたのですが、推しの舞台観劇のためのチケット代金・遠征費・宿泊費で精一杯だったのです。
せっかく知り合いが出演していたのにもったいなかったなと思いました。
今回観劇した理由
ではなぜ今回観劇しようと思ったのか。
それもやはり推しの存在と劇場までの距離が関係しています。
現在私がドはまりしている坂元健児さんは、劇団四季の初代シンバ役で大活躍・有名になったミュージカル俳優さん。
私は新参者ではあるのですが、坂元さんのファンなのに『ライオンキング』を観ていないことに後ろめたさのような気持ちを感じていました。
坂元さんの出演していた時代とはかなりセリフや流れが変わっているようですが、それでも坂元さんが過去に演じた役を観てみたい思いが強かったのです。
そして私は現在諸事情により、劇団四季の東京の各劇場から近い距離に住んでいます。
こんなに近い場所にいるのに観に行かないという選択肢はないなと思いました。
またWebライターとして演劇の記事を執筆しているのに、あの有名な『ライオンキング』を観たことがないというのもどこか恥ずかしさを感じていたのです。
一生のうちに一度は観ておきたいと思うようになりました。
ミュージカル『ライオンキング』初観劇に選んだのは一番安いC席
私の観劇スタイルは、なるべく節約して安い値段で観劇すること。
大好きなミュージカル『レ・ミゼラブル』も、S席で1公演しか観れないならば、B席で双眼鏡を使ってでも2公演観たいというタイプです。
公式サイトで『ライオンキング』の狙っていたC席を公式サイトで見つけ、チケットを購入しました。
初めての有明四季劇場
有明四季劇場までの道のりは、とてもウキウキするポイントがあります。
それはいろんな動物たちの足跡。
ここからすでに、『ライオンキング』の世界が広がっていました。
夢がありますね。
C席からの見え方と眺め
劇団四季のミュージカルは、開演5分前まで自席からの撮影が可能になっています。
開演中ではなくても劇場内やステージの撮影は禁止になっている作品が多い中で、この対応はとてもありがたいです。
今回私が購入した座席は2階11列上手側ブロック。
ステージを見下ろす形になります。
写真では遠く見えますが、迫力はここまで伝わりました。
また客席を使った演出があるのも、後方席で観劇する人にとっては嬉しいことです。
山下啓太さんのシンバと井上隆司さんのザズ
この日の大人シンバを演じていたキャストは山下啓太さん。
山下さんのシンバは歌よりもお芝居が好きでした。
特に苦悩からなかなか抜け出せず、ナラに
「僕の気持ちはわからない」
と訴えるシーン、そしてその苦悩から抜け出す様子がとても良かったです。
そして、全体的なキャストの中で私が心を掴まれたのは井上隆司さんが演じたザズ。
ザズは元々可愛いのですが、井上さんのザズはパペットの動きが細かく、本当に生きているかのようだったのです。
そして歌がとても上手!
2幕のスカーとのシーンで明るい曲をリクエストされ、
「ありの~ままの~♪」
と歌った時の声が美しくとても心に響きました!
『朝の報告』もお気に入りで、また機会があれば井上さんのザズを観たいなと思ったほどです。
この二人に限らず、皆さんとても素晴らしく観劇できて大満足でした。
楽しい時間をありがとうございました!
まとめ
私にとって初めてのミュージカル『ライオンキング』。
一度は観たいという夢が叶って嬉しかったです。
帰り道で有明ガーデンの中を通って駅に向かっている最中に、目の前を歩いていた女性二人組。
その一人の方が、ずっとエボンタスダンスを踊りながらはしゃいでいて、その幸せそうな姿に私も幸せを分けてもらいました。
まだ『ライオンキング』を観たことのない方は、是非劇場に足を運んでみてください。