6月26日、プチ旅行から3日ぶりに富良野に戻った私。
そのままあっさりと富良野のヘルパー寮に戻れるわけではありませんでした。
緊急事態宣言中に北海道外に出ただけでなく、劇場という不特定多数の人が集まる場所へ行ってしまったからです。
会社が用意してくれた施設で待機期間を過ごし、PCR検査で陰性が確定するまで富良野のヘルパー寮に戻ることはできません。
待機期間中は農作業の仕事ができないため、収入はゼロ。
5月の観劇の予定はキャンセルしたものの、やっぱりどうしても『レ・ミゼラブル』が観たかった私は待機期間があるのを承知の上で6月に観劇に行ったのです。
今回は待機期間を過ごした施設でのエピソードを紹介します!
札幌から富良野に到着!
クレジットカード紛失事件!
札幌から約3時間かけ、富良野駅前に到着。
担当者の方が車でお迎えに来てくれました!
ここでバスを降りる直前にやらかす私。
私はいつもKitaca機能付きのクレジットカードでバスの乗車料金を払っています。
しかし富良野駅に到着する直前、財布から取り出したはずなのにクレジットカードが見当たらない!
大事なクレジットカードを失くしたかも。
見付からなかったら、クレジットカード会社に電話して止めてもらわないといけない。
頭が真っ白でパニックになりそうでした。
運転手さんに話すと、
「失くした!?お姉さん、ちょっと待っててね!探すから!」
と、富良野駅のバス停で待機していたもうひとりのバス会社の方も一緒になり、座席周りを探してくれました。
すると、私が座っていた座席の隙間にクレジットカードが埋まっているのを発見!
めちゃくちゃ安心しました。
良かったー!
バス会社の方々、ありがとうございました!
ついでに、お姉さんと呼んでくれたのも嬉しかったです。(笑)
バスを降り、お迎えに来ていた担当者の方の顔を見て、帰ってきたなぁとさらに安心しました。
待機期間を過ごす東山地区の施設
見た目は少しボロい!でも居心地は良し!
担当者の方に送迎していただき、待機する東山という地区の施設に到着。
この日は私の他に、新しく農作業ヘルパーの仕事に来た女性の方も入寮予定でした。
その方はバイクで来ていたので、送迎車の後ろからついてくる形で一緒に到着。
今回待機期間に滞在した東山の施設は、ありがたいことに無料で利用可能でした。
「最悪の状態を想像していてね」
と以前から言われていたので、本当にボロい状態を想像していたのですが…
実際に着いてみると、思ったほどのひどさではなかった!
これくらいなら許容範囲だなと思いました。
(あくまで私の個人的な感想です。)
施設の周りはこんな景色です。
電線が多くて何だか分からないかもしれないですが。
そして、空を見上げるとこんな感じ!
周辺にお店は何もないですが、とてものどかです。
車やバイクを持って来ていない人の方が多いので、買い物をしたい時は担当者の方が富良野市街まで連れていってくれます。
私はこの施設内で、何人かの新しく来た農作業ヘルパーの方達と過ごしました。
滞在した東山の施設内はこんな感じ!
入口付近のホワイトボード
連絡事項が書かれたホワイトボード。
綺麗な字と可愛らしい字(笑)。
字って同じ形のはずなのに、人によって全然違って味があるのが良いですね。
どちらも見慣れているので、安心します!
入寮者の名前は消してありますが、この写真を撮影した時は満室でした。
各部屋はひとり部屋ではあるものの、隣の部屋とは襖1枚で区切られているだけ。
ひとりごとやため息が聞こえてくるほどの薄さでした。
見送りした思い出いっぱいの玄関
玄関を中から見た様子。
夜にはこのカーテンは閉めていました。
よく社長や担当者のお二人がこの寮に様子を見に来た時、玄関までお見送りするのが私の恒例になっていたんです。
たまに一緒にいた女子ヘルパーの方も一緒にお見送りするのが楽しかった!
食事と憩いの場の食堂
食堂ではご飯を食べるだけでなく、私は執筆場所としても利用していました。
朝ごはんのあとに食堂で執筆して、晩ごはんの頃には一旦終了。
ご飯のあとお風呂に入るまで、再び執筆という感じでした。
部屋には机がないので、食堂での執筆が本当に助かりました。
人の目があるのでちゃんと進めなきゃと気合いも入るし、のどかな環境だったので居心地が良かったです。
ただずっと利用していたので、他の方の邪魔にならなかったかなと少し心配。
執筆中の私のパソコン。
モザイクの意味なし!(笑)
わかる人には即バレです!
ちなみに私がこの待機期間中に仕上げた執筆記事はこちらです。
東京で観劇した『レ・ミゼラブル』のレポートを執筆、掲載していただきました。
ミュージカルに興味のある方もない方も、是非読んでいただけると嬉しいです!!
滞在中の私の部屋
私の部屋は5号室でした。
最初は男子と男子の部屋に挟まれてちょっと居づらかったけど、後半は入れ替わりで女子が隣の部屋に来てくれたのでホッとしました。
ひとりにしては広すぎる部屋。
布団の一式は新品でニトリの商品が用意されていました。
この布団カバー可愛かったなぁ。
洗濯ものはこんな感じでお部屋に干していました。
私が持ってきたこのお洋服たちは、東京と札幌で着た思い出の服。
カラフル!
ちなみにお洋服は、きれいめのINGNIやROPE‘PICNICが好きです!
年代は若すぎるけど、マジェスティックレゴンもデザインによっては購入することもありました。
突然のメロン差し入れ!
いつだったか、小栗旬さん似の担当者の方が突然メロンを持って来たことがありました。
自分のスリッパがないため、足が汚れないようにと忍者みたいにつま先で歩く姿がものすごくおもしろかった!
あの動きは今でも焼き付いています(笑)
まだ熟れていないメロンで少し固めだったけれど、味わえて良かったです!
私はメロンが苦手なんですけどね・・。
それでもとりあえず味見はしてみたい。
突然のドーナツの差し入れ!
同じ寮内の方からドーナツの差し入れをいただいたことがありました。
私が余っていた食材をカップルの方に全部あげたことがあったのです。
それは、この寮から出て元いた富良野のヘルパー寮に戻ることが決まったから。
その時、お礼にと東山にあるドーナツ屋さんで購入したものをいただきました。
食材もらってくれただけでも助かったのに、こんなおいしいドーナツをいただけてありがたかったです。
自然を感じるこんな訪問者も!
食堂の網戸にクワガタが飛んで来て、張り付いていたこともありました。
農作業中にクワガタを見かけることはたまにあるけれど、こんな風に網戸に張り付くのはレアでした。
また、私の部屋の窓の外に、毎朝セキレイが待っていることもありました。
2日連続で朝鳴き声がしたので窓を開けると、中に入れて欲しそうにチョロチョロ動いて待っているのです。
可愛かった!!
3日目には来なかったので諦めたのかなと思っていたのですが、隣の部屋の女子にこの話をしたら
「今日は私の部屋の前に来ましたよ!」
と言っていました。
ターゲットを変えたみたい(笑)
本当に可愛くて癒しでした!
まとめ
東山の寮で過ごした待機期間、のどかでとても癒されました。
今年の農作業ヘルパーの期間に話した人の中には、ボロくてもう入りたくないと言っていた人もいましたが、私は慣れれば居心地が良かったです。
ずっと住むとなるとまた別ですけどね。
すごく良い思い出です!